処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~


  • おとボク『2人のエルダー』2010年6月30日エルダー選挙の日に発売です! 『処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~』2010年6月30日発売予定!
無料ブログはココログ

MFCの野望シリーズ

2010年4月 7日 (水)

MFCの野望・瑞穂創世

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」
「MFCの野望・瑞穂将星録」「MFCの野望・瑞穂烈風伝」
「MFCの野望・瑞穂嵐世紀」「MFCの野望・瑞穂蒼天録」の続編

****

「…他に意見などはございませんか?それでは本日は、この辺りで会議を終了したいと思います。最後に社長、何かございますか?」

春の暖かな陽気から初夏へと移りつつ、新入社員もそろそろ仕事に慣れ始める頃。
GWの連休も過ぎた会社では、前年度の決算などの分析も出揃い、今後に向けた経営会議などが行われている

「そうですね…先ほど示された経営戦略に関しては、細かい修正の必要はあるかと思いますが、大筋、この方向で進めていってよいのではないかと思います。それといくつかの部署から出ました懸案事項については、もう少し議論の必要があるかと思いますので、それぞれの部署に持ち帰り、次回の会議までに意見を詰めておいてください。それではお疲れ様でした」

この様な会議は、もちろん、鏑木テクスタイルプランニングでも同様であった。
どちらかというと、チーフデザイナーである御門まりやのインスピレーション(悪く言えば、暴走)による戦略であったり、社長室長である厳島貴子による冷静な分析であったり、社長である鏑木瑞穂による直感的な戦術眼であったりと、この三名の主導によって経営戦略が進められることが多いのだが、もちろんこの三人だけでは会社経営は成り立たない。

特に社長である瑞穂自身が、その点について常に意識をしており、広く社内に意見を求めている。
これは単純に三人による会社の私物化という批判を回避することだけではなく、出来る限り様々な意見を求め、視野を広くすることで、様々な戦略プランを作れるようにとの考えからである。
また常に何か意見を言えるように、瑞穂宛の社内メールや社内ブログなども行っている。
さらに各部署の総意としての意見や部署ごとの横の繋がりがうまく機能できるよう、部長級会議なども随時行われ、活発な意見交換が行われている。

****

続きはこちら

MFCの野望・外伝Ⅳ

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」シリーズの外伝その4

****

「…あぁ…わかってた事とはいえ、やっぱり寂しいなぁ…」
誕生日直前の休日。いつもであるなら瑞穂の家でみんなが誕生日のお祝いをしてくれるのだが…。
「…こんな気持ちになるなら、奏ちゃんが誘ってくれた時に受ければよかったかなぁ…」

****

続きはこちら

MFCの野望・瑞穂蒼天録

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」
「MFCの野望・瑞穂将星録」「MFCの野望・瑞穂烈風伝」
「MFCの野望・瑞穂嵐世紀」の続編

****

新しい年を迎えた鏑木家…。
毎年いろいろな意味で波乱を巻き起こす幼馴染みの来訪を明日に控え、今年こそは平穏であるようにと、庭から見えるご来光に願いをこめていた時、横から思わぬ言葉が飛び出した。

「瑞穂さん。私、今年は免許を取りたいのです!」

****

続きはこちら

MFCの野望・外伝Ⅲ

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」シリーズの外伝その3

****

ど~も!高島一子です!
早いもので瑞穂お姉さまが聖應を卒業されて数年が経ってしまったのですね~。
そんなことを思う私の最近の興味は、瑞穂お姉さまと紫苑さまの間に早くお子様が授からないかな~という事ですねぇ。
お二人のお子さんなら、きっとかわいいに決まっていますから!

えっ?一子ちゃんは昇天したのではなかったのか?ですって?
ええ!そうなんです!私もそう思っていたのです!
ところがですね。昇天した!と思ったらですね、寮にいた私というのは、いわゆる『残留思念』ってヤツだそうで、本当の魂は22年前…じゃなくて…えっと、それから何年経ってるんでしたっけ……まぁ、あの時にちゃんと昇天されているというのです!
それじゃあここに居る私はなんなのですかぁ!ってことになるのですが、聞くところによると、人が亡くなる時に何かしらの強い想いなんかがあると、それが魂とは別に現れてくるのだそうです。
それこそ恨みだとかそういうもので呪い殺す!なんていうのも、悪い方の意味での強い想いなのかもしれませんね。
それで私の場合は『幸穂お姉さまに会いたい!』という強い想いが、残留思念として、魂とは別で形作られたのだそうです。
なので、この私、つまり残留思念の高島一子は、高島一子本体の魂ではない為に、いわゆる転生の対象ではないのだそうで…。
それに実際の高島一子本体の魂(なんか変な言い方ですねぇ)は、すでに転生しているらしく、その魂に合流するというわけにも行かないのだそうです。
(なんでダメなのかは…一応説明してもらったのですが、さっぱり分かりませんでした…^^;)

じゃあこの私(残留思念の高島一子)はこの後どうなるのですか?っていう事になるのですが、想いというのは受け継がれていくものらしく、それは残留思念というものではなくても、色々な形で存在していくものなのだそうです。

そしてこの私が神様(それともマリア様かも?)に言われたものが…

****

続きはこちら

MFCの野望・外伝Ⅱ

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」シリーズの外伝その2

****

「さてと…、これでおしまい…。今週もなかなか疲れましたわね…」
週末…。人気の無くなったオフィスで、ふうっとため息をつきながら後片付けを進める。
窓から見える他の建物の明かりも、かなり暗くなっていた。
「…もうかなり遅い時間になってしまっているようですね…」
ふと時計に目をやると、まもなく日付が変わる時刻をさしている。
しかし、後片付けを進めていた彼女は、帰り支度をした所で、新たに個人のモバイルパソコンを取り出した。
「…さて…今週はいかがいたしましょうか…」

・・・・・・
・・・・
・・

コンコン…
「貴子さん。ちょっと良いでしょうか?」
週があけた月曜日。瑞穂は今週の予定等の確認の為に室長室を訪れた。

コンコン…
「貴子さん?…いないのかな?」
ドアノブに手をかけると、何の抵抗も無く扉が開いた。

****

続きはこちら

MFCの野望・瑞穂嵐世紀

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」
「MFCの野望・瑞穂将星録」「MFCの野望・瑞穂烈風伝」の続編

****

暦の上では秋となっても、まだ日本列島には厳しい残暑が続いている。
街を行きかう人々の表情には、この暑さによるものであろう、疲労や翳りが見られる。
そんな厳しい残暑は、緑の多い、この鏑木家においても同様であった。
その鏑木家の庭にたたずむ紫苑の表情には、少し翳りのようなものが見られる…。

しかし、その翳りの原因は、この暑さとは別の出来事であった…。
「奏ちゃん…」
どの位の時間、思いをめぐらせていたのであろう。
紫苑は、後ろから心配げな声を掛けられるまで、その場に立ち竦んでいた。
「…紫苑さま…この強い日差しの中、長い間外におられますと、お体に障ります…。そろそろお屋敷の中に…」
「あっ…楓さん…ご心配をおかけして申し訳ありません…。少し考え事をしていたもので…」
「…考え事…ですか…?…もし差し支えなければ、どのような事か、お聞かせいただけますでしょうか?」
「はい…。先日、奏ちゃんとお話をさせていただいたのですが…」

・・・・・・
・・・・
・・

「ほら、朝なのですよ~。夏休みだからって、お寝坊さんではいけないのですよ~!」
「お外に遊びに行くときは、帽子をかぶらなきゃダメなのですよ~。日射病になっちゃうのですよ~」
「こら~!ケンカはダメなのですよ!みんな仲良くしなきゃダメなのですよ!」

暑い日差しの中、建物内に大きな声が響き渡る。
ここは鏑木家が維持運営をしている児童養護施設。今日もわんぱく盛りの子供たちと共に、奏の走り回る姿が見られる。
学校も夏休みに入り、日中も施設内で遊ぶ子供たち。
その遊び相手をしたり、世話をしたり、子供たち皆の家事をしたりと、いつも以上に忙しい毎日を過ごしている。

そんなある日、紫苑は奏を訪ねたのであった。

****

続きはこちら

MFCの野望・瑞穂烈風伝

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」
「MFCの野望・瑞穂将星録」の続編

****

「…以上をもちまして、本年の株主総会を終了とさせていただきます。皆様、足をお運びいただきまして、真にありがとうございました…」

6月…
梅雨の晴れ間にのぞく太陽は、もう夏の陽ざしを感じさせる。
そんな陽気の中、ある建物の中から続々と人が出てきている。
また建物の中からはマイクを通した声が流れ続けている…
「…皆様、足をお運びいただきまして、真にありがとうございました…」

ここは鏑木グループ内の、とあるイベントホール。
今日は、この会場を使用し、瑞穂が社長を務める鏑木テクスタイルプランニングの株主総会が行われていた。
しかし、株主総会といっても、瑞穂が社長を務める鏑木テクスタイルプランニングは、鏑木グループ傘下の会社であり、大株主はグループ本部や金融部門の会社などグループ内の関連企業が占めている。
また、瑞穂自身も全体の株式の何割かを所持しており、その上、株式自体も非公開であるため、他社の株主総会などの話に聞く、進行を妨げるような行為が行われたり、敵対的な買収などが行われたり、経営陣に対しての多数派工作が行われるなどといった、喧々諤々な雰囲気はなく、例年スムーズな運営が行われている。
もちろん、それは会社の順調な成長と公明正大な経営が行われているからである。
しかし、そういう穏やかな雰囲気ではあっても、株主への経営方針などの説明、瑞穂など取締役の信任、その他、質疑応答などが行われ、瑞穂には緊張の為か、顔にすこし疲労の色がのぞいていた。

****

続きはこちら

MFCの野望・瑞穂将星録

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」の続編

****

「う~ん…」
ソファーに座るその姿は、絵画や物語に出てくる貴婦人を彷彿とさせる。
宝石を連想させる亜麻色の長い髪…上質の陶磁器の様な肌…。
悩ましげな表情を浮かべ、何かを思案している様子であるが、その立ち振る舞いも美しく、おそらくほとんどの人間が、その姿に魅了される事であろう…。
しかし、当の本人は、自分のその様な自分の姿を、ただ情けないと感じているのであった。

その傍らに、1人の女性が近づいてきた…
「何を…お考えになっているのですか…?」

その声に、微笑を浮かべて振り向く…
「ふふ…ちょっとね…紫苑…」

ここは鏑木邸の一室。
都会の喧騒から遠く離れ、庭に面する窓から新緑の風が薫り、日差しは初夏の陽気を感じさせる。
そんな空気の中で思案に暮れていたのは、鏑木家嫡男で鏑木テクスタイルプランニング社長である鏑木瑞穂。
その傍らで、瑞穂に声をかけた女性は、その妻である紫苑。

「なにか随分、考えてらした様ですけれども…どうなされたのですか?」
先ほどまでの瑞穂の様子に、紫苑は少し心配な表情を浮かべていた。
そんなに心配されるような事を考えていたわけではないので、逆に瑞穂は気恥ずかしさを感じてしまうくらいであったのだが、瑞穂を見つめる紫苑のその眼差しは、全てを見通されてしまいそうな雰囲気を持っており、適当な誤魔化しなどは通じそうにない。
あまり気は進まなかったが、紫苑に話すことで何か良い案も浮ぶかもしれないと、瑞穂は考えていたことを正直に話すことにした。
「えっと…実はまりやの誕生日のことで…」

****

続きはこちら

MFCの野望・外伝

SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」シリーズの外伝

****

5月のある日…。
「貴子ちょっといい?」
貴子のもとにまりやが尋ねてきた。
「あら?まりやさん。なんの御用ですか?」
「うん。瑞穂ちゃんのことなんだけど、この週末、瑞穂ちゃんの予定って空いてるのかな?」

まりやが瑞穂本人ではなく貴子に尋ねるのは、貴子が社長室長であるため、社長である瑞穂のスケジュールを一手に取り仕切っているからである。
そしてそれが休日であったとしても、万が一に備え、緊急時にすぐ連絡が取れるようにするため、瑞穂は貴子に、どこにいるか、どこに出掛けるかといったことを伝えているのである。
もちろん当日、急に出掛けるという事もあるが、その際も瑞穂は貴子に連絡を入れている。
そんなこともあり、細かい予定は場合によっては瑞穂本人よりも、貴子の方が良く知っているという事もあるのだった。

「えっ?今週末ですか? 12日が土曜日ですから、瑞穂さんの誕生会を行うという計画のはずでしょう?」
まりや自身が誕生会の企画をしたはずなのに、なぜそんな事を聞くのか不思議そうな貴子。
そんな貴子の様子を見て、まりやは自分の質問の仕方が悪かったことに気がつき、訂正をした。
「あっ週末って言い方が悪かったわね。土曜のことでは無くて、日曜日のことなの。瑞穂ちゃん何か予定があるようなこと言ってたかな?」
「日曜日ですか…いえ特に聞いていませんね。おそらく前日がめちゃくちゃなことになると考えて、家でゆっくりするつもりではないでしょうか?」
例年の誕生会や先日の紫苑の誕生会のことを考えると、おそらくそういうつもりであろう事は想像に難くない。

そう考えている貴子であったが、貴子の答えを聞いたまりやが、なにか満足げな表情を浮かべていることに気がついた。

****

続きはこちら

MFCの野望・瑞穂天翔記

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」の続編

****

高速道路を滑走する乗用車が1台…
運転をするのは鏑木テクスタイルプランニング社長である鏑木瑞穂。
その横の助手席に座っているのは、社長婦人の紫苑。

「せっかくのお休みなのに、運転させてしまいまして、申し訳ありません」
「良いんですよ。紫苑と一緒なら僕も楽しいですしね。でもまさかあの2人がこんなことをしてくれていたとは思ってもいませんでした…」
「本当に…貴子さんとまりやさん…お二人に感謝しないといけませんね…」
そんな会話をしながら乗用車は温泉街へ入っていった。

先日行われた紫苑の誕生会の際に、「たまには瑞穂さんと2人で旅行にでも行きたいですね」と紫苑が話したことを貴子が覚えていたらしく、この大型連休中の予定を調整し、まりやが宿泊先などの手配をしてくれていた。
そして先日、「瑞穂ちゃんの誕生日にはちょっと早いけど、二人でゆっくりしてきなよ!」とチケットを渡してくれたのだった。

「え~っと…この辺りだと思うのですが…」
ナビの『目的地周辺です』という案内を確認し、左右を見ながら車を走らせる瑞穂。
「あっあれではないですか?」
紫苑が指し示す先に、由緒ある雰囲気を感じる旅館が現れた。
「え~と…ああ、そうですね。ここのようです」
まりやからもらった旅館のパンフレットを取り出し、同じ外観であることを確認して車を建物の入り口に回していった。

****

続きはこちら

より以前の記事一覧