処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~


  • おとボク『2人のエルダー』2010年6月30日エルダー選挙の日に発売です! 『処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~』2010年6月30日発売予定!
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ある日の1コマシリーズ

2010年12月12日 (日)

ある日の1コマ・その32

冷泉淡雪嬢聖誕祭記念!?

『雪ちゃんの憂鬱 その2

「う~ん…お姉さまの真似をしても、やっぱり敵わないかぁ…」

昨日もお姉さまに勝負を挑んだが、やはりダメだった。

どうすれば、お姉さまに勝てるんだろう。

何がいけない?いや、何が足りない?

「う~ん…わからないなぁ~」

「私は雪ちゃんの活ける華は好きですよ」

「ううん、うたちゃん。そういうことじゃないの。なにかがお姉さまにはあって、なにかが私には足りないって感じなの」

「そうでしょうか?それは人それぞれの個性というものでは?」

「うん。確かにそうなんだけど、その個性をお姉さまは華に活かせて、私は活かせきれてないというかなんというか…」

「なるほど、それなら少し分かるかもしれません」

「う~ん…個性を活かすにはどうしたらいいんだろう…」

「それはなんともいえませんね…」

「そうだ!参考までに、お姉さまの普段の様子を観察したらどうだろう!!

「えっ?それはどういう――

「お姉さまの普段の生活だとかそういったことを見ることで、個性を活かす術の参考になるかもしれないってこと」

「えっと…それはちょっと違うような――

「こうなったら、善は急げね!いまからお姉さまの寮に行って観察してくるから、またあとでね!」

「あっ雪ちゃん…いっちゃった…」

さて、寮についたけど、正面から行ってもダメよね。それじゃあ、普段見てるお姉さまとなんら変わらない。ここは窓から覗いてみて観察してみよう。

えっと…お姉さまの部屋は…前にお姉さまの部屋にうたちゃんと遊びに行ったときに案内されたことを考えると…確か…あっあそこだ。

よし、いい感じに木もあるし、ちょっと登って…ってのは難しいかな。

あっ脚立が置いてある!コレを使えば…

ビーッビーッビーッビー

「えっ!?なに?」

脚立に登った途端、なにか鳴りだしたけど…!?

『侵入者が脚立トラップにかかりました。警戒モードから排除モードに切り替えます』

「えっ!?えっ!?

『排除モードオン。窃視犯迎撃ミサイル発射準備』

「ちょっ!?なに!?壁から何か出てきた!」

『迎撃ミサイル…発射5秒前…3・2・1…』

「うそぉぉぉぉぉぉぉ!」

ちゅっどーん!

・・・・・・

・・・・

・・

(…誰かと思ったら、淡雪さんではありませんか。…しかし私情を挟んでは侍女とはいえません…申し訳ありませんが、記憶を…)

えっ?なに?だれ?ここはどこ?私、いったいどうなってるんだろう?

・・・・・・

・・・・

・・

「はっ!?

ここは…保健室?あれ?なんで私、こんなところに…?

「あっもうこんな時間じゃない!部活に行かなきゃ!」

「あっ雪ちゃん。どうでしたか?」

「え?なにが?」

「さっき、『お姉さまの普段の様子を見てくる』って、言ってたでしょ?どうだったのかと思いまして…」

「お姉さまの様子…?あれ…そういえば、そんな事をいっていたような…イタッ!」

「雪ちゃん!?どうしました!!

「チハヤオネエサマハ、スバラシイ、オネエサマデス」

「えっ!?雪ちゃん!?

「チハヤオネエサマハ、ジョセイノカガミデス」

「ゆっ…雪ちゃん!?

「はっ!?うん?うたちゃん、どうかした?」

「いえ…いま、雪ちゃんの様子が…大丈夫ですか?」

「えっ?なんのことか、わからないけど、私は大丈夫だよ?」

「なっ…ならいいですけども…」

「ほら!うたちゃん、部活はじめよ!」

「はっ…はい…」

(…淡雪さん。千早さまを守る為、申し訳ありません…。しかしこれで72人目です…。千早さまの人気は、すごいですね…)

おしまい

あとがき

というわけで、今度は雪ちゃんの聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?

お久しぶりです。おとボク初心者Aです。

なんか、めちゃくちゃなことを雪ちゃんにさせてしまいました。雪ちゃん、聖誕祭なのにゴメン…。

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

ある日の1コマ・その31

冷泉淡雪嬢聖誕祭記念!?

ある日の1コマ・その31

『雪ちゃんの憂鬱』

「う~ん、今日もダメだったか…」

今日もお姉さまに勝負を挑んだが、やはりダメだった。

どうすれば、お姉さまに勝てるんだろう。

何がいけない?いや、何が足りない?

「う~ん…わからないなぁ~」

なにかいいアイデアないかなぁ。

う~ん、お姉さまと私の違い…。

「そうだ!お姉さまの真似をしてみるのはどうだろう?」

『敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず』と言うし。

明日からお姉さまなら、こうするだろうと思うような行動や言動をして、お姉さまを知ろう!

数日後…。

「…あれから、お姉さまのような振る舞いを真似してみたけど、華を活けることに繋がってきたかなぁ…」

「まあ、お姉さま!!ごきげんよう」

「雅楽乃、ごきげんよう。今日も部活動に参加させていただいてもよろしいかしら?」

「えぇ!喜んで!!

あっ!お姉さまが来た!!よし、ここ数日の成果を見せるときが…って、危ない危ない。これじゃ、今までと何にも変わらないじゃない。こういうときにも、お姉さまのように振舞って…。

「お姉さま、ごきげんよう。今日もご指導よろしくお願いいたします」

よし!こんな感じかな?

「雪ちゃん…。やっぱり…」

あっあれ?何かお姉さまの様子が…。

「今日、華道部のほうへ来たのは、雪ちゃんの様子がおかしいという話を聞いたからなのですが…」

「えっ?」

「…確かに、いわれて見れば、ここ数日の雪ちゃんは、雪ちゃんらしくない様子でしたわ…」

「えっ?えっ?」

「雪ちゃん…華道には精神の安定も大切。休むことも心のケアなどには必要よ。今日は部活動を休んで、家でゆっくりした方が…」

「ちょっ!?

「雪ちゃん。今日はお姉さまも来てくれましたので、部活動の方は何とかなります。ですので、今日は休んで、家でゆっくりしてください」

「ちょっ!?うたちゃん!?これは違っ!?

そんな感じで、おかしくなったと思われた雪ちゃんでした。

後日、あれはお姉さまの真似をしていたと伝えられた千早が凹んだのは、また別のお話…。

2010年9月28日 (火)

ある日の1コマ・その30

ある日の1コマ・その30

哘雅楽乃嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。

『うたまんが大王』の巻

「…はぁ…創造祭が終わってから、お姉さま…あんまり修身室に来てくれてないなぁ…」

でも、劇のときに、お母様が倒れられたから、それどころではないのかもしれないけど…。

「う~ん…創造祭の準備とかで、ここの所、お姉さまと勝負できてなかったから、是非ともお願いしたい所だったんだけど…」

「いけませんわ…」

「うん?うたちゃん?」

「雪ちゃん…私…お姉さま分が不足してきました…」

「おっ…お姉さま分?」

「そう。お姉さま分です」

「えっと…うたちゃん…?それは…糖分とか…塩分とかみたいなもの?」

「えぇ。その通りです。こうやって部活動などをしていますと、減ってくるのです」

「は…はぁ…」

「お姉さま分が足りなくなると、疲労や集中力・思考力の低下などの症状が現れるのです…」

「えっと…お姉さま分は…お姉さまに含まれているの?」

「うふふっ、当たり前ですわ、雪ちゃん」

「あぁ…!うたちゃんが…!うたちゃんが…お姉さま~!」

がらっ!ダッダッダッダ……

「…あぁ…お姉さまに会いたいです…」

ちゃんちゃん♪

『一部地域を除いて…の一部ってどこなんだろう?』の巻

「雪ちゃん!協力してください!」

「うっ…うたちゃん!?どうしたの急に?」

「お姉さまに、いつも修身室に来ていただく為にはどうしたらいいか、一緒に考えてくれませんか!」

「えっ!?えっと…それは…私もお姉さまが来てくれると勉強になって良いし…うん、協力するよ、うたちゃん」

「ありがとうございます、雪ちゃん!」

「でも…お姉さまにいつも来てもらう為には…どうしたらいいんだろう?」

「そうです…それをずっと考えているのですが、思い浮かばないのです…」

「う~んと…お店とかだったら、『来ていただいた方に、こんな特典があります』みたいな感じで、お客さんに来てもらうっていうのもあるけど、部活動じゃ…」

「雪ちゃん!それです!」

「え!?それって…?」

「そうですわ…なぜそれに気がつかなかったのでしょう!お姉さまに来ていただいたときに、お出ししているお菓子を、もっと良いものにして、『こんな良いものが食べられるなら、毎日でも…』と、お姉さまに思ってもらうんです!そう…聞くところによると、お姉さまはお菓子作りなどをされ、プロ級の腕前と聞きます。そのお菓子作りの参考になるようなものを、いつも用意すれば…!」

「えっと…ごめん…うたちゃん…。盛り上がってるところ申し訳ないんだけれど…」

「はい?どうかされました、雪ちゃん?」

「えっとね…お菓子で来てもらうって案は、無くはないんだけど…」

「はい」

「そのお菓子とかのせいで…私たち…華道部じゃなくて茶道部って…一部で思われてるんだよね…orz

「そっ…そうですね…そうでした…orz

「創造祭も…花を活かす演出をしたとはいえ…茶席喫茶だったし…orz

「…………」

「…………」

ちゃんちゃん♪

「そうです…いっそのこと、あの子…優雨さんを人質にすれば、お姉さまも…!」

「やめて~!うたちゃん~!」

おしまい

あとがき

というわけで、うたちゃん聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。

今回のSSは、なかなかネタが思い浮かびませんでした…。華道部の二人は、根が真面目な感じなので、バカ話に繋がりにくいです…バカ話にしようとすると、全部、某掲示板での、うたちゃんネタになっちゃいそうで…^^;

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

2010年8月24日 (火)

神近香織理嬢聖誕祭記念!?

ある日の1コマ・その29

神近香織理嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。

「ふぅ…さすがに暑いわね…。やっぱり来る時期を間違えたかしら…」

夏休みも半ばほどが過ぎ、暦の上では秋。

しかし、照りつける日差しは、夏真っ盛り。

「なんとなく京都へ来てみたは良いけど…この暑さは想像以上だったわ…。コレだったら、寮にいて、夏風邪を引いた薫子を千早と一緒に弄っていた方が楽しかったかしら…」

昨日、千早から薫子が熱を出したという連絡があった。

寮を出るときまで、薫子が起きてこなかったのは、熱のせいだったのか…。

私が出かけてしまったから、寮には薫子一人だけ。

千早が寮に来てくれて、薫子の看病をしてくれていなければ、いまごろ、起きてこなかった薫子の様子を確認せずに出てしまった事への罪悪感に苛まれていたかもしれない。

いや…それとも、この猛暑は、苦しんでいた薫子を置いて出かけた自分への罰なのかも。

「ふふっ。なら、この罰は甘んじて受けないといけないわね…」

でも、せっかく京都まで来たのだから、楽しまないと。

それこそ、苦しんでいた薫子へ、ささやかな土産話を持って帰らないと…。

「ふふっ。『あたしが苦しんでいた時に、香織理さんは、観光を楽しんでたんだもんね~。ふんっだ!』なんて言うのかしらね。薫子は…♪」

寮に帰った時の、親友…というか、かわいい妹のような大切な友人の姿を想像して、楽しんでいると…。

「あら?これは…」

ふと、小物屋の店先に並んでいたぬいぐるみが目に入った。

「これは…スイカ?なんで京都にスイカのぬいぐるみ…」

「おや?お嬢さん。それが気に入ったのかい?」

「いえ、そういうわけではないのですが…」

そのスイカのぬいぐるみを手にとって眺めていたら、小物屋の主人であろうか、初老の男性が声をかけてきた。

「そうかい?まあ、そのぬいぐるみは、今はちょっと売れないのでね。もし、気に入って売ってくれと言われたら、どうしようかと思っていたんだ」

「え?売れないって…これは売り物ではないのですか?」

見た限り、正直、アンティークとか希少価値があるから売れないというものには見えない。

かといって、なにか傷があるとか、そういった意味で売り物にならない状態というわけでもない。

「いや、売り物ではあるんだが、コレは2つで1組のものでね。なんの手違いか、片方だけ届いたものだから、もう片方を送ってもらっている所なんだ」

「あっ…そうですか…」

なんだ…。答えを聞いてみたら大した事なかった。

「しかし、このスイカの状況は、知り合いに聞いた話に似ているのかもなぁ…」

「は?」

突然、なにを言うんだろう?

「君は『すいかの名産地』という歌を知っているかい?」

「えっ?はい。聞いたことはありますが…」

確か…

ともだちができた すいかの名産地

なかよしこよし すいかの名産地

すいかの名産地 すてきなところよ

きれいなあの娘()の晴れ姿 すいかの名産地

五月のある日 すいかの名産地

結婚式をあげよう すいかの名産地

すいかの名産地 すてきなところよ

きれいなあの娘の晴れ姿 すいかの名産地

という歌だったはず。三番もあるのだが、良く覚えていない。

「うん。あの歌の歌詞には別の意味があるというんだ」

「別の意味?」

「そう…とある三人…いやスイカだから、三玉か。とある三玉のスイカにおける壮大なストーリが隠されているというんだ」

「!?」

「ともだちができた。なかよしこよし。そんなスイカたちだったが、そのうちの一玉が旅に出る。スイカの名産地という名の武闘会にね。しかし、そんな一玉を待っていた残されたスイカのうちの一玉が…。それは綺麗な晴れ姿だったそうだ…」

「………」

「五月のある日。武闘会から戻ってきた一玉は、その状況を知り、怒りに震える。借りを返してやると。そして借りを返したら…。残っていたもう一玉と結婚しようと約束するのだった」

「………」

いまの話…以前、学院の先輩から聞いた『スイカ達の悲哀の物語、スイカ劇場第三話「復習のスイカ、消えたあの子はプリンセス」編』にそっくりだ…。

「いや…なんだろうね…。突然、変な話をしてすまなかったね。なにか君とこのぬいぐるみを見ていたら、急に昔の事を思い出したものでね…」

「いえ…」

そういえば、その話を聞いたときに、なぜ「復讐」ではなく「復習」なのか?と聞いたことも覚えている。

先輩曰く「遥か昔から学院に伝わる話なので、なにか深い理由があるのかもしれない」との事で、はっきり分からなかったのだったが。

そう…遥か昔から学院に伝わる話…。

「小父さま。もしかして…」

「うん?」

その話をしてくれた方は、私の先輩。それこそ何代も前の卒業生なのかもしれません…。

しかし、なぜか私は、それをいうことが出来なかった。

そのかわりに…

「いえ。そのスイカのぬいぐるみ。2つ揃ったらいただけないでしょうか?」

・・・・・・

・・・・

・・

そして…

「ふふっ。まさかコレが届いた日に、こんなことになるとはね♪」

ベッドの片隅に置いてある、今日届いたばかりの荷物から取り出した2つのぬいぐるみを眺めて微笑む、香織理であった…。

あとがき

というわけで、香織理さん聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。

史&ケイリ聖誕祭SSを書いてしまったから、香織理さんも書かないわけにはイカンよな~と思いつつ、ネタが無いわケイリさんの聖誕祭から日数がないわで、キー!(/>д<)/┷━┷ となっていた中で、書いてみました。

なんか、いい話っぽいけど、中身はカオスだなぁ…^^;

ちなみに小物屋や小父さんは、『耳をすませば』のイメージで、スイカのぬいぐるみとバロンをフュージョンしちゃいました(笑)

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

2010年8月15日 (日)

ケイリ・グランセリウス嬢聖誕祭記念!?

ある日の1コマ・その28

ケイリ・グランセリウス嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーの登場人物が出てきますが、作品のネタバレ要素はありません…ないと思う…ま、ちょっと覚悟はしておけ~♪(おぃ!)。なので、まだ本編をやっていない人でも楽しめると思います。

「今日は、いったいどうしたんだい?」

待ち合わせ場所に到着して開口一番、彼女はそういった。

「ふふっ。あいかわらずね、ケイリ。ごきげんよう」

「ごきげんよう、ケイリ。今日は、せっかくだからケイリと一緒に行きたい所があってね」

学院から少しはなれた、とある駅前。千早と薫子はケイリを誘ってやってきた。

「ふふっ…二人はいったい何をしてくれるんだい?」

「え!?」

「いや、星の巡りでね、今日、二人が私のために何かしてくれると、そう出ていたのでね」

「ホントに!?占星術…恐るべし…」

「いや、薫子さん…たぶん違うと思います…」

「ふふっ、さすが千早だね」

「え?そうなの?」

「そうだよ、薫子。だって今日は私の誕生日だ。昨年も薫子たちが色々とお祝いをしてくれたのを、思い出してね。それで今日の呼び出しだ。何かあると思わない訳、ないじゃないか」

「あぁ、そっか」

「まあ、さすがにケイリが相手では、サプライズというわけには行きませんでしたね」

「しかし…なんでこんなところなんだい?昨年は寮の方でパーティーをしてくれたと記憶してるが…」

「ふふ~ん。それは着いてからのお楽しみね♪」

「なるほど。ここで話しては、無粋というヤツだね」

「それでは、参りましょうか」

・・・・・・

・・・・

・・

「ケイリ似合う似合う!」

「…これは…なにかな?」

「なにって…浴衣だよ、ゆ・か・た」

「いや…薫子、それは分かってる。なんで浴衣を着るんだい?」

「ふふっ、せっかくですので、『日本の夏』というものを、ケイリに満喫してもらおうかと思いましてね…」

「あぁ、そういえば、日本では夏に浴衣で過ごすのだったね」

「まあ、今じゃ普通は着てないんだけどね。でも、こういうときは今でも着るんだよね」

「こういうとき?」

「そっ。なんでケイリをここに呼んだのかっていうと、今日、この近くで夏祭りがあるんだ」

「夏祭り?」

「ケイリは、来たことありますか?日本の夏祭りに」

「いえ、話には聞いてましたが…。そうですか、夏祭り…」

「そっ。カキ氷にリンゴ飴にアンズ飴にたこ焼きにお好み焼きに焼きそばに焼きとうもろこしにイカ焼きに、最近はケバブとかトッポギとか、外国のもあるよ♪」

「…薫子さん…」

「うん?どしたの千早」

「いえ…なんでもありません…(みごとに全部食べ物なんですけど…)」

「ケイリは行きたいところ、ある?」

「そうですね…話に聞く『金魚すくい』というものをしてみたいですね」

「よっしゃ!あたしの華麗なポイ捌きを見せちゃる!」

・・・・・・

・・・・

・・

「あはは…」

「…薫子…」

「おっかしいなぁ…子どもの時はバシバシすくってたんだけどなぁ…」

「ケイリの方が上手でしたね…」

「いうな~千早~!」

「うん?あれは何かな、薫子?」

「うん?あぁ射的ね。あのコルク銃で的になってる景品を撃ち落すと、それがもらえるんだ。よし!やってみよう!」

・・・・・・

・・・・

・・

「…………」

「どうしたんだい?薫子」

「…まさか…射的でPS○を落とすなんて…」

「…あはは…お店の方の顔…青ざめてましたね…」

「なにかいけないことでもしてしまったのかい?」

「いや!ケイリは悪くないの。ただ、まさかって事態が起こっただけだから…」

「そうなのかい?おや?あの子どもが持っている白いかたまりはなんだい?」

「あぁ、あれはわた飴だよ。食べてみる?」

「食べ物なのかい?」

「ええ。ザラメという砂糖の一種を溶かして…」

「ああ、まどろっこしい事は抜き!食べてみれば分かるわ」

「ふふっそうですね」

「ちょうど時間もいい頃だし、いろいろなものを食べてみようよ」

「そうだね。薫子のオススメに任せるよ」

「よっしゃ!あたしに任せてよ!」

・・・・・・

・・・・

・・

「う~ん…苦しいよぉ…」

「あんなに食べるからですよ…薫子さん…」

「うん。でも美味しかったよ」

「そう?ケイリが喜んでくれたのなら、いいや」

「あっ薫子さん、そろそろ…」

「え?あっ!マズイ、もうこんな時間か!?」

「うん?あぁ、結構な時間だね。そろそろ帰途に着くというわけかい?」

「いや、そうじゃないんだ」

「これからがメインイベントなのよ。ケイリ」

「えっ?」

「ほら!こっちこっち!はやくはやく!」

「薫子さん…さっきまであんなに苦しんでいたと思っていたら…」

「ふふっ薫子らしいね。千早、行こう」

・・・・・・

・・・・

・・

「ここは…」

「河川敷とでも言えばいいのかな?」

「いや…薫子、そうではなくて…なんでこんなところに?」

「ほら、ケイリ。始まるよ!」

「えっ?」

ヒュー……ドドーン!

「………」

「やっぱ、夏祭りといったら花火よね!」

「………」

「…先日TVで花火職人さんの事を特集していてね。日本の打ち上げ花火に使われている火薬は、『星』と呼ばれているそうなの。それを見ていたら、ケイリの『夜に在り、数多星々を司る星の王女』って、なにか花火を連想してね…」

「なるほど…花火の王女というわけですか…」

「どう?ケイリ。日本の花火は?」

「そう…綺麗だね…知識としては知っていたけど…なんていったらいいのか分からない…」

「そう…喜んでもらえてよかった…」

「だめだよ、千早。こういうときに言うのはコレよ。『たまやー!』」

「ふふっそうですね。『かぎやー!』」

「えっ?なんだいそれは?」

「えっと、確か江戸時代の花火職人にですね…」

「だーかーらー!そういうまどろっこしいのは抜き!ほら、ケイリも叫べばいいの。『たまやー!』」

「そうですね。『かぎやー!』」

「ふふっなにか分からないけれど、楽しそうだね。『たまやー!』」

八月十五日…いろいろな思いのある日ですが、皆さんにとって、よい夏の日でありますように…。

あとがき

というわけで、ケイリ嬢の聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。

今日は、東京湾岸にある逆三角形のでっかい斉藤さんの所へ行かれていた方も多かったかもしれませんが、体調は大丈夫でしょうか?

今回の聖誕祭SSは、当初、書くつもりはなかったのですが、今日の昼ごろ、ある方と話をしていた際に、ふとネタが落ちてきたので、ザーッと書いてみました。

その様な突貫工事のSSなので、色々不具合があったかもしれませんが、ご了承下さい。

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

追伸。まとめサイト「作品リスト」への掲載OKです。よろしくお願いします。

2010年7月21日 (水)

ある日の1コマ・その27


ある日の1コマ・その27

祝!2人のエルダー発売&初回版完売御礼!

あ~んど、度會史嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。

『千早ちゃん!危機一髪!』

「…了解!それじゃ千早たちには、あたしの方から伝えておくね!」

『お願いします、薫子さん』

「それじゃ~明日ね~♪」

ぷつっ

「さて…それじゃ、まず千早に連絡っと…」

・・・・・・

・・・・

・・

ぷるるるるる…

「はい?もしもし」

『あっ千早?あたしあたし』

「えっ?あぁ薫子さん。どうしたんです?急に」

『あのさ~、さっき聖さんから電話があってね。なんか商店街の福引きで入場券が当たったそうなんだ。それで5人まで入れるっていうんで、明日一緒に行かないかって話でね』

「明日って…急な話ですね…。それで誰が行くんですか?」

『えっと、聖さんと茉清さん、それとあたし。聖さんと茉清さんが一緒にいける日が、明日しかないらしくてね。そんで千早と、もしよかったら、史ちゃんも一緒に行けば、5人になるから、そんなつもりで電話しただけど…』

「そうですか、分かりました。せっかくですし史と一緒に参加します」

『了解。聖さんの方には、あたしから連絡するね。それじゃ明日の10時に、こじまえんプールの前で!』

10時に、こじまえんプールの前ですね…プール…?」

『それじゃ!明日~♪』

ぷつっ

「…あぁ!薫子さん!待って!…」

『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』

「ちょ!?プールはムリですよ!薫子さん!」

ピッ…ピッ…ピッ…

『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』

「話し中…?」

ピッ…ピッ…ピッ…ぷるるるるる…

「かかった!」

がちゃっ

『どうしたの?千早?』

「薫子さん!プールはダメ!プールは!?」

『えっ?どうして?』

「『どうして?』って!ボクは、本当は男なんですよ!?一緒に入れるわけがないでしょ!?」

『あっ…』

「…なんですか…その『あっ…』って…もしかして…」

『ごめん…すっかり忘れてたわ…あはは…』

「……orz

『でも、もう聖さんにOKって連絡しちゃったし…まあ、何とかしてよ。そんじゃ!』

「ちょ!?薫子さん!そんなムチャな…っ!」

『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』

「…………orz

「…お困りのようですね…千早さま…」

「史…」

「こんな事もあろうかと、史が用意しているものが御座います」

「史…?」

「ぱらららっぱら~ん。地球を良い感じに破壊したりしちゃう爆弾~」

「ちょ!?それはダメ!」

「…冗談です…。本当はこちらです。ぱらららっぱら~ん。股間を良い感じに破壊したりしちゃう水着~」

「ちょ!?破壊しちゃダメだって!」

「…『破壊』は、冗談です。ですが、コレを着れば良い感じになります」

「…冗談…で…すか…?ホントウニ?」

「…大丈夫です…タブン…」

「『タブン』って言ったよ!この人!!」

「ちなみに…」

「ちなみに…?」

「史が一晩でやってくれました」

「自分で言ってるし…」

「さあ、千早さま。さっそくコレを試着してみてください」

「…えっと…着なきゃダメ?」

「はい…」

「あの…」

「どうぞ、千早さま」

「えっと…」

「どうぞ、千早さま」

「いや~~~~~~!」

ちゃんちゃん♪

ある日の1コマ・その26

ある日の1コマ・その26

祝!2人のエルダー発売&初回版完売御礼!

あ~んど、度會史嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。

『薫子の夏休み』

「あ~づ~い~!なんでこんなに暑いのよ~」

ゴロゴロゴロ

「ってか、夏休みでみんな寮にいないからって、寮母さん、なんで冷房切っちゃうのよ~!」

ゴロゴロゴロ

「みんないなくても、あたしがいるっての!」

ゴロゴロゴロ

「昨日までは、香織理さんがいたから、冷房入っていたんだけどなぁ~」

ゴロゴロゴロ

「なんで旅行なんかに行っちゃうのさ~」

ゴロゴロゴロ

「あ~…廊下の床が冷たくて気持ちよく感じてたけど、もうダメだわ…」

がちゃ

「あぁ…こうなったら、水張ったバケツに氷入れて、涼もう…」

ぱかっ

「えっと…氷、氷っと…」

がさごそ…

「うん?これは…おお!アイスだ~!なんでこんなにいっぱい?まあいいや、みんな出かけちゃっているわけだし、ダメになっちゃったら、もったいないモンね♪誰のかは知りませんが、ありがたく頂きます♪」

がさごそ…。

ピーピーピー

「うん?何の音?」

ピーピーピー

『ビスケットサンドアイス盗難警戒モードに関知しました。盗難対策モードに移行』

「え?なに?なに?」

『盗難対策モード機動。只今より制圧に入ります』

「え?えぇ!?」

『退避ルート遮断』

ガチャン!ガチャン!

「えぇ!?窓が!あっリビングへの通路が!」

『対窃盗犯迎撃ミサイル発射準備』

「ちょっ!?なに!?天井から何か下りてきた!」

『迎撃ミサイル…発射5秒前…3・2・1…』

「うそぉぉぉぉぉぉぉ!」

ちゅっどーん!

・・・・・・

・・・・

・・

ピーピーピー

「…迎撃完了…」

「史?どうかした?」

「いえ、何でもございません…」

「そういえば、薫子さん、夏休みの間は寮にずっといるという話だったけど、明日、様子でもみにいってこようかな?」

「…そうですか…それでは明日、千早さまが行かれるまでに、片づけをしておきます…」

「え?片付け?」

「…いえ、何でもございません…」

「そっ…そう?」

・・・・・・

・・・・

・・

「…うぅ…なんでこんな目に……がくっ」

ちゃんちゃん♪

2010年5月12日 (水)

瑞穂お姉さま聖誕祭記念SS!!

ある日の1コマ・その25

宮小路瑞穂お姉さま聖誕祭記念!?

※本編後の話ですが、特に誰ED後というわけではありません。

プルルルル…プルルルル…

「はいは~い。ちょっと待ってくださいね~」

長い廊下をパタパタとスリッパの音を立てながら、優雅にロングヘアーを揺らしながら、小走りにかけてくる白晳の美少女…。

(楓さん、いま、買出しに出ちゃってるんだよね…父さまの仕事関連の電話かな?)

プルルルル…ガチャ

「もしもし、鏑木です」

すこし弾む息を整えて、受話器を取り、電話の向こう側に話しかける。

「…はい…はい?…えっと…はぁ…えっ?」

電話の向こうから男の人が、早口でいろいろとまくし立ててくるのだが、よく聞き取れない。

(えっと?『NK?』『これから向かう?』『インタビュー?』なんだ?)

「えっと…あの、連絡先を、お間違いでは…?」

「あっ、ごめん。多分それ、あたしだわ」

「えっ?あっ…」

「あ~もしもし、お電話代わりました。はい…はい…あぁそうですね。はい…了解です、こっちも用意しときますね~。それじゃ、また後ほど~」

がちゃ

「ごめんね、瑞穂ちゃん。あたし宛の連絡だわ」

「…そう?…って…まりや!?なんでここに!?

「なによ、あたしがここにいちゃいけないの?」

「だって、まりやアメリカに…!?

「いや~、久しぶりに楓さんの作る料理が食べたくなってね~♪」

「そっ…そんな理由だけで…」

「まあ、それだけじゃないんだけどね♪それじゃ瑞穂ちゃん、こっちに来て」

「はい?なっなに?」

がちゃ

「あっ瑞穂さん、お邪魔してます♪」

「お邪魔してます、瑞穂さん」

「えっ?紫苑さんに貴子さん?なんでここに?」

「ふふ~ん。あたしが呼んだのよ。ちょっと手伝って欲しい事があってね~」

(なっ…なんだろう…嫌な予感が…)

「只今帰りました。まりやさん、皆さんいらっしゃってますよ」

「あっありがとうございます、楓さん」

(なに?なんなのコレ…!?

まりやが玄関に行くと、何人かの人を連れて戻ってきた。

そして、その人たちは、まりやに何か確認をすると、それぞれ何か機材をセッティングし始める。

「あの…まりや?この人たちは…なに?」

「うん?NH○の人たちよ」

「はぁ!?なんで○HKの人たちが!?

「あぁ、なんか取材したいっていうんでね。あたしが仲介して、瑞穂ちゃんを紹介したってわけ。あんだすたん?」

「えっ!?取材!?ボクを紹介!?ナニソレ!!

「あっそれと、あとで、もう一人くるから、瑞穂ちゃんは、それまでちょっと待っててね。その間に、あたしと紫苑さまと貴子のトークを収録するから」

「はい?トーク」

「そっ。それじゃ、お願いします」

「はい。わかりましたわ♪」

「…あまり気が進みませんが…まあ、いいですわ」

「それじゃ、お願いします。あっ瑞穂ちゃん、一応、そこの台本に目を通しておいてね」

「えっ台本?あぁ、これね…」

(えっと…あっホントにNKだ…BSの番組?…番組は…『MAG・ネ○ト』?聞いたことないな…ふーん、サブカルチャーを特集する番組なのかな?…えっと…今回のテーマは…『男の娘』…えっ!?なにこれ!?

「…男の娘の定義というのはですね…」

「…私は、こういうところが良いと…」

「…そうですね。そう考えますと、私としては…」

毎週日曜23:50BS2で『MAG・ネット』放送中!!

5/23()は『男の娘』特集です!!

もしかすると、お姉さまの出番があるかも!?

おまけ

そんな鏑木家での出来事がおこる少し前…

「…あっどうも、お久しぶりです…はい?このあとですか?…はあ…わかりました…はい…場所は…鏑木家ですか?…はい…それでは、また…」

がちゃ

「どうしたの、千早?」

「うん?あぁ…薫子。うん…なんか従姉妹から、ちょっと来て欲しいって…」

ちゃんちゃん

2010年4月 8日 (木)

ある日の1コマ

『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品

おとボクの中で、あったかもしれない小ネタ?
おとボクのエピソードの後日談を登場人物たちが話したら?
また『MFCの野望』のサブエピソード?
そんな事を妄想して出来たシリーズ。

(リンク先は『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』です)

その1 おとボク寮生メンバーの雑談1
その2 おとボク寮生メンバーの雑談2
その3 おとボク寮生メンバーの雑談3
その4 おとボク上級生メンバーによる後日談1
その5 おとボク上級生メンバーによる後日談2
その6 おとボク上級生メンバーによる後日談3
その7 貴子さんEDの後日談。貴子さんとまりやさん1
その8 貴子さんEDの後日談。貴子さんとまりやさん2
その9 スペシャルエピソード『卒業旅行に行きましょう!』の上級生メンバーによる後日談1
その10 スペシャルエピソード『卒業旅行に行きましょう!』の上級生メンバーによる後日談2
その11 スペシャルエピソード『卒業旅行に行きましょう!』の上級生メンバーによる後日談3
その12 『おとボク』もしもシリーズ(?)1
その13 『おとボク』もしもシリーズ(?)1の続き
その14 『おとボク』もしもシリーズ(?)2
その15 『おとボク』もしもシリーズ(?)2の続き
その16 『おとボク』もしもシリーズ(?)3
その17 『おとボク』もしもシリーズ(?)4
その18 『おとボク』2007年を振り返って
その19 『MFCの野望』おまけEP
その20 スペシャルエピソード『卒業旅行に行きましょう』でのもしもシリーズ(?)
その21 『おとボク』もしもシリーズ(?)5
その22 『おとボク』もしもシリーズ(?)6
その23 『おとボク』もしもシリーズ(?)7
その24 『おとボク』もしもシリーズ(?)8