ある日の1コマ・その30
ある日の1コマ・その30
哘雅楽乃嬢聖誕祭記念!?
※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。
『うたまんが大王』の巻
「…はぁ…創造祭が終わってから、お姉さま…あんまり修身室に来てくれてないなぁ…」
でも、劇のときに、お母様が倒れられたから、それどころではないのかもしれないけど…。
「う~ん…創造祭の準備とかで、ここの所、お姉さまと勝負できてなかったから、是非ともお願いしたい所だったんだけど…」
「いけませんわ…」
「うん?うたちゃん?」
「雪ちゃん…私…お姉さま分が不足してきました…」
「おっ…お姉さま分?」
「そう。お姉さま分です」
「えっと…うたちゃん…?それは…糖分とか…塩分とかみたいなもの?」
「えぇ。その通りです。こうやって部活動などをしていますと、減ってくるのです」
「は…はぁ…」
「お姉さま分が足りなくなると、疲労や集中力・思考力の低下などの症状が現れるのです…」
「えっと…お姉さま分は…お姉さまに含まれているの?」
「うふふっ、当たり前ですわ、雪ちゃん」
「あぁ…!うたちゃんが…!うたちゃんが…お姉さま~!」
がらっ!ダッダッダッダ……
「…あぁ…お姉さまに会いたいです…」
ちゃんちゃん♪
『一部地域を除いて…の一部ってどこなんだろう?』の巻
「雪ちゃん!協力してください!」
「うっ…うたちゃん!?どうしたの急に?」
「お姉さまに、いつも修身室に来ていただく為にはどうしたらいいか、一緒に考えてくれませんか!」
「えっ!?えっと…それは…私もお姉さまが来てくれると勉強になって良いし…うん、協力するよ、うたちゃん」
「ありがとうございます、雪ちゃん!」
「でも…お姉さまにいつも来てもらう為には…どうしたらいいんだろう?」
「そうです…それをずっと考えているのですが、思い浮かばないのです…」
「う~んと…お店とかだったら、『来ていただいた方に、こんな特典があります』みたいな感じで、お客さんに来てもらうっていうのもあるけど、部活動じゃ…」
「雪ちゃん!それです!」
「え!?それって…?」
「そうですわ…なぜそれに気がつかなかったのでしょう!お姉さまに来ていただいたときに、お出ししているお菓子を、もっと良いものにして、『こんな良いものが食べられるなら、毎日でも…』と、お姉さまに思ってもらうんです!そう…聞くところによると、お姉さまはお菓子作りなどをされ、プロ級の腕前と聞きます。そのお菓子作りの参考になるようなものを、いつも用意すれば…!」
「えっと…ごめん…うたちゃん…。盛り上がってるところ申し訳ないんだけれど…」
「はい?どうかされました、雪ちゃん?」
「えっとね…お菓子で来てもらうって案は、無くはないんだけど…」
「はい」
「そのお菓子とかのせいで…私たち…華道部じゃなくて茶道部って…一部で思われてるんだよね…orz」
「そっ…そうですね…そうでした…orz」
「創造祭も…花を活かす演出をしたとはいえ…茶席喫茶だったし…orz」
「…………」
「…………」
ちゃんちゃん♪
「そうです…いっそのこと、あの子…優雨さんを人質にすれば、お姉さまも…!」
「やめて~!うたちゃん~!」
おしまい
あとがき
というわけで、うたちゃん聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。
今回のSSは、なかなかネタが思い浮かびませんでした…。華道部の二人は、根が真面目な感じなので、バカ話に繋がりにくいです…バカ話にしようとすると、全部、某掲示板での、うたちゃんネタになっちゃいそうで…^^;
あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。