処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~


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2010年8月

2010年8月24日 (火)

神近香織理嬢聖誕祭記念!?

ある日の1コマ・その29

神近香織理嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。

「ふぅ…さすがに暑いわね…。やっぱり来る時期を間違えたかしら…」

夏休みも半ばほどが過ぎ、暦の上では秋。

しかし、照りつける日差しは、夏真っ盛り。

「なんとなく京都へ来てみたは良いけど…この暑さは想像以上だったわ…。コレだったら、寮にいて、夏風邪を引いた薫子を千早と一緒に弄っていた方が楽しかったかしら…」

昨日、千早から薫子が熱を出したという連絡があった。

寮を出るときまで、薫子が起きてこなかったのは、熱のせいだったのか…。

私が出かけてしまったから、寮には薫子一人だけ。

千早が寮に来てくれて、薫子の看病をしてくれていなければ、いまごろ、起きてこなかった薫子の様子を確認せずに出てしまった事への罪悪感に苛まれていたかもしれない。

いや…それとも、この猛暑は、苦しんでいた薫子を置いて出かけた自分への罰なのかも。

「ふふっ。なら、この罰は甘んじて受けないといけないわね…」

でも、せっかく京都まで来たのだから、楽しまないと。

それこそ、苦しんでいた薫子へ、ささやかな土産話を持って帰らないと…。

「ふふっ。『あたしが苦しんでいた時に、香織理さんは、観光を楽しんでたんだもんね~。ふんっだ!』なんて言うのかしらね。薫子は…♪」

寮に帰った時の、親友…というか、かわいい妹のような大切な友人の姿を想像して、楽しんでいると…。

「あら?これは…」

ふと、小物屋の店先に並んでいたぬいぐるみが目に入った。

「これは…スイカ?なんで京都にスイカのぬいぐるみ…」

「おや?お嬢さん。それが気に入ったのかい?」

「いえ、そういうわけではないのですが…」

そのスイカのぬいぐるみを手にとって眺めていたら、小物屋の主人であろうか、初老の男性が声をかけてきた。

「そうかい?まあ、そのぬいぐるみは、今はちょっと売れないのでね。もし、気に入って売ってくれと言われたら、どうしようかと思っていたんだ」

「え?売れないって…これは売り物ではないのですか?」

見た限り、正直、アンティークとか希少価値があるから売れないというものには見えない。

かといって、なにか傷があるとか、そういった意味で売り物にならない状態というわけでもない。

「いや、売り物ではあるんだが、コレは2つで1組のものでね。なんの手違いか、片方だけ届いたものだから、もう片方を送ってもらっている所なんだ」

「あっ…そうですか…」

なんだ…。答えを聞いてみたら大した事なかった。

「しかし、このスイカの状況は、知り合いに聞いた話に似ているのかもなぁ…」

「は?」

突然、なにを言うんだろう?

「君は『すいかの名産地』という歌を知っているかい?」

「えっ?はい。聞いたことはありますが…」

確か…

ともだちができた すいかの名産地

なかよしこよし すいかの名産地

すいかの名産地 すてきなところよ

きれいなあの娘()の晴れ姿 すいかの名産地

五月のある日 すいかの名産地

結婚式をあげよう すいかの名産地

すいかの名産地 すてきなところよ

きれいなあの娘の晴れ姿 すいかの名産地

という歌だったはず。三番もあるのだが、良く覚えていない。

「うん。あの歌の歌詞には別の意味があるというんだ」

「別の意味?」

「そう…とある三人…いやスイカだから、三玉か。とある三玉のスイカにおける壮大なストーリが隠されているというんだ」

「!?」

「ともだちができた。なかよしこよし。そんなスイカたちだったが、そのうちの一玉が旅に出る。スイカの名産地という名の武闘会にね。しかし、そんな一玉を待っていた残されたスイカのうちの一玉が…。それは綺麗な晴れ姿だったそうだ…」

「………」

「五月のある日。武闘会から戻ってきた一玉は、その状況を知り、怒りに震える。借りを返してやると。そして借りを返したら…。残っていたもう一玉と結婚しようと約束するのだった」

「………」

いまの話…以前、学院の先輩から聞いた『スイカ達の悲哀の物語、スイカ劇場第三話「復習のスイカ、消えたあの子はプリンセス」編』にそっくりだ…。

「いや…なんだろうね…。突然、変な話をしてすまなかったね。なにか君とこのぬいぐるみを見ていたら、急に昔の事を思い出したものでね…」

「いえ…」

そういえば、その話を聞いたときに、なぜ「復讐」ではなく「復習」なのか?と聞いたことも覚えている。

先輩曰く「遥か昔から学院に伝わる話なので、なにか深い理由があるのかもしれない」との事で、はっきり分からなかったのだったが。

そう…遥か昔から学院に伝わる話…。

「小父さま。もしかして…」

「うん?」

その話をしてくれた方は、私の先輩。それこそ何代も前の卒業生なのかもしれません…。

しかし、なぜか私は、それをいうことが出来なかった。

そのかわりに…

「いえ。そのスイカのぬいぐるみ。2つ揃ったらいただけないでしょうか?」

・・・・・・

・・・・

・・

そして…

「ふふっ。まさかコレが届いた日に、こんなことになるとはね♪」

ベッドの片隅に置いてある、今日届いたばかりの荷物から取り出した2つのぬいぐるみを眺めて微笑む、香織理であった…。

あとがき

というわけで、香織理さん聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。

史&ケイリ聖誕祭SSを書いてしまったから、香織理さんも書かないわけにはイカンよな~と思いつつ、ネタが無いわケイリさんの聖誕祭から日数がないわで、キー!(/>д<)/┷━┷ となっていた中で、書いてみました。

なんか、いい話っぽいけど、中身はカオスだなぁ…^^;

ちなみに小物屋や小父さんは、『耳をすませば』のイメージで、スイカのぬいぐるみとバロンをフュージョンしちゃいました(笑)

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

2010年8月15日 (日)

ケイリ・グランセリウス嬢聖誕祭記念!?

ある日の1コマ・その28

ケイリ・グランセリウス嬢聖誕祭記念!?

※2人のエルダーの登場人物が出てきますが、作品のネタバレ要素はありません…ないと思う…ま、ちょっと覚悟はしておけ~♪(おぃ!)。なので、まだ本編をやっていない人でも楽しめると思います。

「今日は、いったいどうしたんだい?」

待ち合わせ場所に到着して開口一番、彼女はそういった。

「ふふっ。あいかわらずね、ケイリ。ごきげんよう」

「ごきげんよう、ケイリ。今日は、せっかくだからケイリと一緒に行きたい所があってね」

学院から少しはなれた、とある駅前。千早と薫子はケイリを誘ってやってきた。

「ふふっ…二人はいったい何をしてくれるんだい?」

「え!?」

「いや、星の巡りでね、今日、二人が私のために何かしてくれると、そう出ていたのでね」

「ホントに!?占星術…恐るべし…」

「いや、薫子さん…たぶん違うと思います…」

「ふふっ、さすが千早だね」

「え?そうなの?」

「そうだよ、薫子。だって今日は私の誕生日だ。昨年も薫子たちが色々とお祝いをしてくれたのを、思い出してね。それで今日の呼び出しだ。何かあると思わない訳、ないじゃないか」

「あぁ、そっか」

「まあ、さすがにケイリが相手では、サプライズというわけには行きませんでしたね」

「しかし…なんでこんなところなんだい?昨年は寮の方でパーティーをしてくれたと記憶してるが…」

「ふふ~ん。それは着いてからのお楽しみね♪」

「なるほど。ここで話しては、無粋というヤツだね」

「それでは、参りましょうか」

・・・・・・

・・・・

・・

「ケイリ似合う似合う!」

「…これは…なにかな?」

「なにって…浴衣だよ、ゆ・か・た」

「いや…薫子、それは分かってる。なんで浴衣を着るんだい?」

「ふふっ、せっかくですので、『日本の夏』というものを、ケイリに満喫してもらおうかと思いましてね…」

「あぁ、そういえば、日本では夏に浴衣で過ごすのだったね」

「まあ、今じゃ普通は着てないんだけどね。でも、こういうときは今でも着るんだよね」

「こういうとき?」

「そっ。なんでケイリをここに呼んだのかっていうと、今日、この近くで夏祭りがあるんだ」

「夏祭り?」

「ケイリは、来たことありますか?日本の夏祭りに」

「いえ、話には聞いてましたが…。そうですか、夏祭り…」

「そっ。カキ氷にリンゴ飴にアンズ飴にたこ焼きにお好み焼きに焼きそばに焼きとうもろこしにイカ焼きに、最近はケバブとかトッポギとか、外国のもあるよ♪」

「…薫子さん…」

「うん?どしたの千早」

「いえ…なんでもありません…(みごとに全部食べ物なんですけど…)」

「ケイリは行きたいところ、ある?」

「そうですね…話に聞く『金魚すくい』というものをしてみたいですね」

「よっしゃ!あたしの華麗なポイ捌きを見せちゃる!」

・・・・・・

・・・・

・・

「あはは…」

「…薫子…」

「おっかしいなぁ…子どもの時はバシバシすくってたんだけどなぁ…」

「ケイリの方が上手でしたね…」

「いうな~千早~!」

「うん?あれは何かな、薫子?」

「うん?あぁ射的ね。あのコルク銃で的になってる景品を撃ち落すと、それがもらえるんだ。よし!やってみよう!」

・・・・・・

・・・・

・・

「…………」

「どうしたんだい?薫子」

「…まさか…射的でPS○を落とすなんて…」

「…あはは…お店の方の顔…青ざめてましたね…」

「なにかいけないことでもしてしまったのかい?」

「いや!ケイリは悪くないの。ただ、まさかって事態が起こっただけだから…」

「そうなのかい?おや?あの子どもが持っている白いかたまりはなんだい?」

「あぁ、あれはわた飴だよ。食べてみる?」

「食べ物なのかい?」

「ええ。ザラメという砂糖の一種を溶かして…」

「ああ、まどろっこしい事は抜き!食べてみれば分かるわ」

「ふふっそうですね」

「ちょうど時間もいい頃だし、いろいろなものを食べてみようよ」

「そうだね。薫子のオススメに任せるよ」

「よっしゃ!あたしに任せてよ!」

・・・・・・

・・・・

・・

「う~ん…苦しいよぉ…」

「あんなに食べるからですよ…薫子さん…」

「うん。でも美味しかったよ」

「そう?ケイリが喜んでくれたのなら、いいや」

「あっ薫子さん、そろそろ…」

「え?あっ!マズイ、もうこんな時間か!?」

「うん?あぁ、結構な時間だね。そろそろ帰途に着くというわけかい?」

「いや、そうじゃないんだ」

「これからがメインイベントなのよ。ケイリ」

「えっ?」

「ほら!こっちこっち!はやくはやく!」

「薫子さん…さっきまであんなに苦しんでいたと思っていたら…」

「ふふっ薫子らしいね。千早、行こう」

・・・・・・

・・・・

・・

「ここは…」

「河川敷とでも言えばいいのかな?」

「いや…薫子、そうではなくて…なんでこんなところに?」

「ほら、ケイリ。始まるよ!」

「えっ?」

ヒュー……ドドーン!

「………」

「やっぱ、夏祭りといったら花火よね!」

「………」

「…先日TVで花火職人さんの事を特集していてね。日本の打ち上げ花火に使われている火薬は、『星』と呼ばれているそうなの。それを見ていたら、ケイリの『夜に在り、数多星々を司る星の王女』って、なにか花火を連想してね…」

「なるほど…花火の王女というわけですか…」

「どう?ケイリ。日本の花火は?」

「そう…綺麗だね…知識としては知っていたけど…なんていったらいいのか分からない…」

「そう…喜んでもらえてよかった…」

「だめだよ、千早。こういうときに言うのはコレよ。『たまやー!』」

「ふふっそうですね。『かぎやー!』」

「えっ?なんだいそれは?」

「えっと、確か江戸時代の花火職人にですね…」

「だーかーらー!そういうまどろっこしいのは抜き!ほら、ケイリも叫べばいいの。『たまやー!』」

「そうですね。『かぎやー!』」

「ふふっなにか分からないけれど、楽しそうだね。『たまやー!』」

八月十五日…いろいろな思いのある日ですが、皆さんにとって、よい夏の日でありますように…。

あとがき

というわけで、ケイリ嬢の聖誕祭SSです。いかがでしたでしょうか?おとボク初心者Aです。

今日は、東京湾岸にある逆三角形のでっかい斉藤さんの所へ行かれていた方も多かったかもしれませんが、体調は大丈夫でしょうか?

今回の聖誕祭SSは、当初、書くつもりはなかったのですが、今日の昼ごろ、ある方と話をしていた際に、ふとネタが落ちてきたので、ザーッと書いてみました。

その様な突貫工事のSSなので、色々不具合があったかもしれませんが、ご了承下さい。

あいかわらずめちゃくちゃな文ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。以上、おとボク初心者Aでした。

追伸。まとめサイト「作品リスト」への掲載OKです。よろしくお願いします。

2010年8月13日 (金)

C78

本日から夏コミですね。

あたくしは…チョロっとのぞきに行ってこようかどうしようかと悩んでいる所です。

それはそれとして、今回のコミケも、前回に引き続き、サークル「むげんれんさ」さんの新刊にゲスト参加させていただきました。

「むげんれんさ」さんの新刊は『お姉さまのジェラート』です。

あたくしが書いたモノのタイトルは…If… ~Those who support it not known~』といいます。

初音視点のIf小説になります。体験版+αくらいまでの期間の内容なので、まだ終わってないよ~!っていう方も楽しめるのではないかなぁ~と思っております。

「むげんれんさ」さんは、三日目の東4-ヤ-20aになります。

面白い作品ばかりですので、是非ともお手に取ってください!

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