ある日の1コマ・その27
ある日の1コマ・その27
祝!2人のエルダー発売&初回版完売御礼!
あ~んど、度會史嬢聖誕祭記念!?
※2人のエルダーのネタバレ的な内容を含んでおりますので、読まれる際はご注意下さい。
『千早ちゃん!危機一髪!』
「…了解!それじゃ千早たちには、あたしの方から伝えておくね!」
『お願いします、薫子さん』
「それじゃ~明日ね~♪」
ぷつっ
「さて…それじゃ、まず千早に連絡っと…」
・・・・・・
・・・・
・・
ぷるるるるる…
「はい?もしもし」
『あっ千早?あたしあたし』
「えっ?あぁ薫子さん。どうしたんです?急に」
『あのさ~、さっき聖さんから電話があってね。なんか商店街の福引きで入場券が当たったそうなんだ。それで5人まで入れるっていうんで、明日一緒に行かないかって話でね』
「明日って…急な話ですね…。それで誰が行くんですか?」
『えっと、聖さんと茉清さん、それとあたし。聖さんと茉清さんが一緒にいける日が、明日しかないらしくてね。そんで千早と、もしよかったら、史ちゃんも一緒に行けば、5人になるから、そんなつもりで電話しただけど…』
「そうですか、分かりました。せっかくですし史と一緒に参加します」
『了解。聖さんの方には、あたしから連絡するね。それじゃ明日の10時に、こじまえんプールの前で!』
「10時に、こじまえんプールの前ですね…プール…?」
『それじゃ!明日~♪』
ぷつっ
「…あぁ!薫子さん!待って!…」
『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』
「ちょ!?プールはムリですよ!薫子さん!」
ピッ…ピッ…ピッ…
『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』
「話し中…?」
ピッ…ピッ…ピッ…ぷるるるるる…
「かかった!」
がちゃっ
『どうしたの?千早?』
「薫子さん!プールはダメ!プールは!?」
『えっ?どうして?』
「『どうして?』って!ボクは、本当は男なんですよ!?一緒に入れるわけがないでしょ!?」
『あっ…』
「…なんですか…その『あっ…』って…もしかして…」
『ごめん…すっかり忘れてたわ…あはは…』
「……orz」
『でも、もう聖さんにOKって連絡しちゃったし…まあ、何とかしてよ。そんじゃ!』
「ちょ!?薫子さん!そんなムチャな…っ!」
『ぷーっ…ぷーっ…ぷーっ…』
「…………orz」
「…お困りのようですね…千早さま…」
「史…」
「こんな事もあろうかと、史が用意しているものが御座います」
「史…?」
「ぱらららっぱら~ん。地球を良い感じに破壊したりしちゃう爆弾~」
「ちょ!?それはダメ!」
「…冗談です…。本当はこちらです。ぱらららっぱら~ん。股間を良い感じに破壊したりしちゃう水着~」
「ちょ!?破壊しちゃダメだって!」
「…『破壊』は、冗談です。ですが、コレを着れば良い感じになります」
「…冗談…で…すか…?ホントウニ?」
「…大丈夫です…タブン…」
「『タブン』って言ったよ!この人!!」
「ちなみに…」
「ちなみに…?」
「史が一晩でやってくれました」
「自分で言ってるし…」
「さあ、千早さま。さっそくコレを試着してみてください」
「…えっと…着なきゃダメ?」
「はい…」
「あの…」
「どうぞ、千早さま」
「えっと…」
「どうぞ、千早さま」
「いや~~~~~~!」
ちゃんちゃん♪