MFCの野望・瑞穂天翔記
『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」の続編
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高速道路を滑走する乗用車が1台…
運転をするのは鏑木テクスタイルプランニング社長である鏑木瑞穂。
その横の助手席に座っているのは、社長婦人の紫苑。
「せっかくのお休みなのに、運転させてしまいまして、申し訳ありません」
「良いんですよ。紫苑と一緒なら僕も楽しいですしね。でもまさかあの2人がこんなことをしてくれていたとは思ってもいませんでした…」
「本当に…貴子さんとまりやさん…お二人に感謝しないといけませんね…」
そんな会話をしながら乗用車は温泉街へ入っていった。
先日行われた紫苑の誕生会の際に、「たまには瑞穂さんと2人で旅行にでも行きたいですね」と紫苑が話したことを貴子が覚えていたらしく、この大型連休中の予定を調整し、まりやが宿泊先などの手配をしてくれていた。
そして先日、「瑞穂ちゃんの誕生日にはちょっと早いけど、二人でゆっくりしてきなよ!」とチケットを渡してくれたのだった。
「え~っと…この辺りだと思うのですが…」
ナビの『目的地周辺です』という案内を確認し、左右を見ながら車を走らせる瑞穂。
「あっあれではないですか?」
紫苑が指し示す先に、由緒ある雰囲気を感じる旅館が現れた。
「え~と…ああ、そうですね。ここのようです」
まりやからもらった旅館のパンフレットを取り出し、同じ外観であることを確認して車を建物の入り口に回していった。
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