MFCの野望・瑞穂創世
『SS投稿掲示板@おとボクまとめ』に投稿している作品
「MFCの野望」「MFCの野望・瑞穂群雄伝」「MFCの野望・瑞穂風雲録」
「MFCの野望・瑞穂覇王伝」「MFCの野望・瑞穂天翔記」
「MFCの野望・瑞穂将星録」「MFCの野望・瑞穂烈風伝」
「MFCの野望・瑞穂嵐世紀」「MFCの野望・瑞穂蒼天録」の続編
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「…他に意見などはございませんか?それでは本日は、この辺りで会議を終了したいと思います。最後に社長、何かございますか?」
春の暖かな陽気から初夏へと移りつつ、新入社員もそろそろ仕事に慣れ始める頃。
GWの連休も過ぎた会社では、前年度の決算などの分析も出揃い、今後に向けた経営会議などが行われている
「そうですね…先ほど示された経営戦略に関しては、細かい修正の必要はあるかと思いますが、大筋、この方向で進めていってよいのではないかと思います。それといくつかの部署から出ました懸案事項については、もう少し議論の必要があるかと思いますので、それぞれの部署に持ち帰り、次回の会議までに意見を詰めておいてください。それではお疲れ様でした」
この様な会議は、もちろん、鏑木テクスタイルプランニングでも同様であった。
どちらかというと、チーフデザイナーである御門まりやのインスピレーション(悪く言えば、暴走)による戦略であったり、社長室長である厳島貴子による冷静な分析であったり、社長である鏑木瑞穂による直感的な戦術眼であったりと、この三名の主導によって経営戦略が進められることが多いのだが、もちろんこの三人だけでは会社経営は成り立たない。
特に社長である瑞穂自身が、その点について常に意識をしており、広く社内に意見を求めている。
これは単純に三人による会社の私物化という批判を回避することだけではなく、出来る限り様々な意見を求め、視野を広くすることで、様々な戦略プランを作れるようにとの考えからである。
また常に何か意見を言えるように、瑞穂宛の社内メールや社内ブログなども行っている。
さらに各部署の総意としての意見や部署ごとの横の繋がりがうまく機能できるよう、部長級会議なども随時行われ、活発な意見交換が行われている。
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